*こちらで描かせて頂いたチュウ絵は、親御さんのみ保存転載OKです。
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05/23
5月23日:ある鸚鵡と狐の会話
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「曹長、お茶を入れてきましたわ」
「ん?あぁ、ありがとう御座います。すみませんねぇ」
「いいえ。…そういえば曹長、ご存知ですか?」
「えっと…何がだい?」
「例の無人島の事ですわ、何でも、オースィラとメアレイヒの両調査団が激突したとかで…」
「あぁ、その話は聞いていますよ。また、緊張が高まりましたね…」
「現在、その島で報復戦が展開されているらしいですわね。このまま、無事に済めばいいのですが…」
「戦況によっては、ワタクシ達十一連隊にも出動命令が下るかも知れませんね…油断を許さない状況ですね…」
「えぇ、警戒しておいた方が良さそうですわ」
「そういえば…少尉はこのことをご存知なのですか?」
「先ほど廊下で会って話しましたが、やはり上層部や同僚の方々から聞いていたようですわ」
「はぁ…正直な所ワタクシ、戦争になったらあの方には不安を隠せないのですよ。注意力散漫な所はともかくとして…」
「あの方はどこか甘いですからね、戦場ではそれが命取りになる事もよくありますし」
「それであの方を見捨てようと思ったことは?」
「…ふふ、ありませんわ。彼が甘いのは確かですが、部下想いの優しい方である事も、また確かですから」
「はは、そうですね」
「…さて、仕事もひと段落しましたし…少尉や軍曹達も呼んで、お茶の時間にしましょうか」
「あぁ、お手伝いしますよ」
「ありがとう御座います。でも、お気遣いなく」
「・・・」
そんな、とある午後の話。
=====
「ん?あぁ、ありがとう御座います。すみませんねぇ」
「いいえ。…そういえば曹長、ご存知ですか?」
「えっと…何がだい?」
「例の無人島の事ですわ、何でも、オースィラとメアレイヒの両調査団が激突したとかで…」
「あぁ、その話は聞いていますよ。また、緊張が高まりましたね…」
「現在、その島で報復戦が展開されているらしいですわね。このまま、無事に済めばいいのですが…」
「戦況によっては、ワタクシ達十一連隊にも出動命令が下るかも知れませんね…油断を許さない状況ですね…」
「えぇ、警戒しておいた方が良さそうですわ」
「そういえば…少尉はこのことをご存知なのですか?」
「先ほど廊下で会って話しましたが、やはり上層部や同僚の方々から聞いていたようですわ」
「はぁ…正直な所ワタクシ、戦争になったらあの方には不安を隠せないのですよ。注意力散漫な所はともかくとして…」
「あの方はどこか甘いですからね、戦場ではそれが命取りになる事もよくありますし」
「それであの方を見捨てようと思ったことは?」
「…ふふ、ありませんわ。彼が甘いのは確かですが、部下想いの優しい方である事も、また確かですから」
「はは、そうですね」
「…さて、仕事もひと段落しましたし…少尉や軍曹達も呼んで、お茶の時間にしましょうか」
「あぁ、お手伝いしますよ」
「ありがとう御座います。でも、お気遣いなく」
「・・・」
そんな、とある午後の話。
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何となく部下達の会話文。アカガネ小隊の頭脳労働担当の二人、キュウコン♀のテンコとペラップ♂のトーキーです。
後で挿絵を付けたい所…
少し頼りない所もあるけど、そうした欠点が日常ではかえって親しまれている的な感じを出したかったんです。
まぁ戦場では説教されてる事も多そうですけどね笑
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