*こちらで描かせて頂いたチュウ絵は、親御さんのみ保存転載OKです。
青々とした空に、燦々と輝く太陽、心地よく息吹く風。久しぶりの休暇にふさわしい天気だ。
俺は足を急がせて、約束の場所へと向かう。
「あ、アカガネ少尉」
待ち合わせの場所に到着すると、彼女は既にそこにいた。
この間の戦いで俺達に護衛を頼んだ軍楽隊の琥狼さんだ。
普段とは全く雰囲気の違う私服姿が、なんだか新鮮だ。
「なかなか休みの予定が合わなくて大変だったよ」
「戦争の後処理の関係もあったからな…それじゃあ、行こうか」
今日はありがたいことに琥狼さんにご馳走になるのだ。
彼女曰く、「先日の護衛のお礼」とのことだ。
俺も最初は当然のことをしたまでと遠慮したのだが、なおも引き下がらない彼女を見て好意に甘えさせて頂く事にした。
…それにしても、こうして女性とプライベートで一緒に出かけるだなんて初めてのことでイマイチ勝手が分からない。
一応ルクスにどうすればいいか聞いてみようとしたのだが、相手にしてもらえなかった。
…リクはそういうの疎そうだし、ライス中尉は見たところ女っ気を感じないからなぁ。
「あ、着いたぞ。ここだ」
彼女に案内されたのは、静かで落ち着いた雰囲気のお店だ。
店頭には鉢植えも飾られており、華やかで明るい印象を受ける。
=====
「何でも好きなもの、頼んでくれ」
「ん、それじゃあお言葉に甘えて…」
ウエイトレスに差し出されたメニュー表に目を通す。
デザートや喫茶の類が主なようだが、軽い食事も扱っているようだ。
あぁ、どうしよう…どれも美味しそうで悩むなぁ…
「…それじゃあ、アイスココアと…苺のババロア、それとチェリーパイ」
「…凄いな…そんなに、甘い物ばかり…」
「あ、ハハ。大抵驚かれるんだよね…やっぱり変かな?」
「ううん、おれはいいと思うぞ?」
そう言うと琥狼さんはニコリと笑った。
そうこうしているうちに、注文の品が来たようだ。
「それじゃ、頂きますー…ん、美味しい!」
「そうか、喜んでもらえてよかった。」
「…琥狼さんは何か食べないのか?ここ、軽食も色々あるみたいだし…」
「ううん、アカガネ少尉が美味しそうな顔で食べてるのをみてるだけでも、楽しい」
その言葉に俺は少しドキっとした。
気恥ずかしさから思わず、顔を逸らしてしまう。
その後、彼女の事ばかりが気になってせっかくの甘いものも殆ど味が分からなかったのが事実だ。
=====
「ご馳走様。今度は俺が何かおごるよ」
「本当か?でも、いいのか?」
「うん、またこうして琥狼さんとも話したいしね」
「…あのさ、」
琥狼さんの方をみると、少し照れくさそうであった。
「さん付け、だとなんだかくすぐったいんだ。呼び捨てで構わないぞ」
「あぁ、そんな事?それだったら俺だって、こうい軍務を離れたときには少尉は要らないよ」
それから、少しの沈黙。思わず緊張してしまう。
ふと空を見ると、さっきまで晴れ晴れとしていた空が暗くなっていることに気が付いた。
「…なんだか、一雨来そうだな…」
「大変だ、早く帰らないと…」
俺たち二人は、急ぎ足で兵舎へと向かった。
俺は足を急がせて、約束の場所へと向かう。
「あ、アカガネ少尉」
待ち合わせの場所に到着すると、彼女は既にそこにいた。
この間の戦いで俺達に護衛を頼んだ軍楽隊の琥狼さんだ。
普段とは全く雰囲気の違う私服姿が、なんだか新鮮だ。
「なかなか休みの予定が合わなくて大変だったよ」
「戦争の後処理の関係もあったからな…それじゃあ、行こうか」
今日はありがたいことに琥狼さんにご馳走になるのだ。
彼女曰く、「先日の護衛のお礼」とのことだ。
俺も最初は当然のことをしたまでと遠慮したのだが、なおも引き下がらない彼女を見て好意に甘えさせて頂く事にした。
…それにしても、こうして女性とプライベートで一緒に出かけるだなんて初めてのことでイマイチ勝手が分からない。
一応ルクスにどうすればいいか聞いてみようとしたのだが、相手にしてもらえなかった。
…リクはそういうの疎そうだし、ライス中尉は見たところ女っ気を感じないからなぁ。
「あ、着いたぞ。ここだ」
彼女に案内されたのは、静かで落ち着いた雰囲気のお店だ。
店頭には鉢植えも飾られており、華やかで明るい印象を受ける。
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「何でも好きなもの、頼んでくれ」
「ん、それじゃあお言葉に甘えて…」
ウエイトレスに差し出されたメニュー表に目を通す。
デザートや喫茶の類が主なようだが、軽い食事も扱っているようだ。
あぁ、どうしよう…どれも美味しそうで悩むなぁ…
「…それじゃあ、アイスココアと…苺のババロア、それとチェリーパイ」
「…凄いな…そんなに、甘い物ばかり…」
「あ、ハハ。大抵驚かれるんだよね…やっぱり変かな?」
「ううん、おれはいいと思うぞ?」
そう言うと琥狼さんはニコリと笑った。
そうこうしているうちに、注文の品が来たようだ。
「それじゃ、頂きますー…ん、美味しい!」
「そうか、喜んでもらえてよかった。」
「…琥狼さんは何か食べないのか?ここ、軽食も色々あるみたいだし…」
「ううん、アカガネ少尉が美味しそうな顔で食べてるのをみてるだけでも、楽しい」
その言葉に俺は少しドキっとした。
気恥ずかしさから思わず、顔を逸らしてしまう。
その後、彼女の事ばかりが気になってせっかくの甘いものも殆ど味が分からなかったのが事実だ。
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「ご馳走様。今度は俺が何かおごるよ」
「本当か?でも、いいのか?」
「うん、またこうして琥狼さんとも話したいしね」
「…あのさ、」
琥狼さんの方をみると、少し照れくさそうであった。
「さん付け、だとなんだかくすぐったいんだ。呼び捨てで構わないぞ」
「あぁ、そんな事?それだったら俺だって、こうい軍務を離れたときには少尉は要らないよ」
それから、少しの沈黙。思わず緊張してしまう。
ふと空を見ると、さっきまで晴れ晴れとしていた空が暗くなっていることに気が付いた。
「…なんだか、一雨来そうだな…」
「大変だ、早く帰らないと…」
俺たち二人は、急ぎ足で兵舎へと向かった。
=====
お任せされたので突っ走ってみました。笑。
琥狼さん盛大にお借り!
口調などで指摘がありましたらお願いします…!
名前だけルクスさん、リク君、ライス中尉もお借りしています。
ライス中尉の扱いがアレでスミマセン^^^^^^^←
琥狼さんの私服はLEOさんがデザインなされたものを使用させていただきました。
アカガネからほんのりとアクションを起こしてみましたが…はっきり自覚するのはまだちょっと先のことだろうなぁと思います><
あかくろはほのぼので初々しいイメージが個人的にあります笑
最後の方でちょこっと災害イベへの繋ぎを覗かせてみました。
お任せされたので突っ走ってみました。笑。
琥狼さん盛大にお借り!
口調などで指摘がありましたらお願いします…!
名前だけルクスさん、リク君、ライス中尉もお借りしています。
ライス中尉の扱いがアレでスミマセン^^^^^^^←
琥狼さんの私服はLEOさんがデザインなされたものを使用させていただきました。
アカガネからほんのりとアクションを起こしてみましたが…はっきり自覚するのはまだちょっと先のことだろうなぁと思います><
あかくろはほのぼので初々しいイメージが個人的にあります笑
最後の方でちょこっと災害イベへの繋ぎを覗かせてみました。
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